厳選 おすすめレーシングシムソフトのご紹介とハードウェア選定時の参考にして欲しい事例

厳選 レースシム Racing Sim PC

まえがき

ようやく夏真っ只中の後半に突入し未だに残暑が残っている季節ではありますが皆さんいかがお過ごしでしょう?今年の夏は例年と比較すると結構な暑さで我が家のPCも悲鳴を上げながらなんとか耐え忍んでくれました。PCケースのカバーを取り外し、更にはケースの中に小型の扇風機のようなファンも設置してMSI Afterburnerで手動でファン制御を設定するなど極力グラボの温度が上昇しないよう管理しながらのシムライフを送っておりました。Core Temp(CPUモニタリングツール)もインストールして以来かなりの月日が経つのですが、各々の最大コア温度や負荷率、その他にも色々な数値を表示してくれるので大変重宝しております。レーシングシムをこれからプレイしていく上で最も無視できないのは、それぞれのハードウェアの温度ではないでしょうか?いかに温度を上昇させず低く抑えるかがハードウェアを長持ちさせる肝になってきます

そこで今回は各レーシングシムによりどの程度ハードウェア温度が上昇するのかの違いや、シムソフトの特徴なども含めて解説し検証してみたら面白いのではと思いその検証結果をざっくりではありますが、ご紹介していこうかと思います。これにより今後プレイしていきたいシムソフトを選定する時の参考にもなり、各シムソフトのハードウェアにかかってくる負荷などをある程度把握できるのではないでしょうか?

但しシム側のグラフィック設定項目の内容や室内温度環境にも左右される事になるのでプレイ環境により多少の誤差がある事も考慮して頂き、以降の内容を読み進めてもらえればと思います。まずはPCを組んで約1年程の筆者の環境を簡単にご紹介しておきます

この中でやや見劣りするのが2017年の11月頃に発売されたMSI GTX1070 Tiだと思いますが、こちらのグラボ非常に性能が高く殆どのゲームでヌルヌルって感じで動作しています。ですので今回ご紹介するレーシングシムソフトでは、まだまだ現役で活躍してくれそうです

CPUはCore iシリーズとRyzenシリーズで随分悩みましたが、Intel対応のマザーボードを先に購入してしまった事と、ゲーミングPCに特化するのであれば、シングルスレッド性能の高いCore iを選択した方が無難ではないかという理由から何度も途中でRyzenに変更しようか悩んだ挙げ句、最終的にはCore iを選択しました。全く後悔してないのですが最近のRyzenの成長ぶりには目を見張るものがあり非常に魅力を感じているところです

次はRyzenを検討するかもしれません!何はともあれRyzenの文字列が魅力的じゃありませんか

メーカーハードウェア名称特徴など
ASUSマザーボードTUF Gaming Z490-Plus-Wi-FiLGA1200ソケット
Intel Core プロセッサーに対応
intelCPUintel(R)Core i7-10700K8コア16スレッド TDP:95W
発熱高い方と言われている
msiグラフィックGeforce GTX 1070 TiRTX2060 Superに匹敵
teamメモリDDR4 3000Mhz
(PC4-24000)
TUF Gaming Allianceモデル
オーバークロックモデル
ZalmanCPU冷却ファンCNPS20X冷却性能抜群でよく冷える
Corsair電源AX1000安定性高く放熱性も高い

PCを自作する時に考慮しなければいけないのは全体的にバランスをとる事が非常に重要になってくるのですが、上記表のようなミドルスペックでなくても今回ご紹介するレーシングシムソフトではある程度快適にプレイできるものだと推測しています。実に数年前の筆者の環境はというと、マザーボードがゲーミングタイプのものでもなくノーマルタイプのASUS Z97KにCPUがCore i7 4790+グラフィックカードがmsi Geforce GTX 660という環境で稼働しており、r factor2やi racingを少台数でプレイする分にはさほど不満に感じた記憶がありません

その後色々なシムに手を染めていく中で、F1 2017やassetto CorsaなどもプレイするようになりAiと競う台数も徐々に増えていくわけですが、Assetto Corsaではやはりこのスペックではスペック不足のようでAiの台数を増やしていくと、この辺りはうろ覚えになるのですがモニターの上部にCPU負荷100%みたいな文字が表示され、2等辺三角形みたいな模様が画面を舞い始めるという症状が出現したのをうっすら記憶しております

F1 2017では画面がカクついてしまい快適なプレイをした記憶すらございません。その後グラフィックカードの交換を検討するようになりmsi Geforce GTX 970に換装すると性能アップした分だけの違いを様々なゲームで体感できましたがAssetto Corsaのプレイ時に見受けられた2等辺三角形みたいな模様が画面を舞い始めるという症状は出現こそしなくなったもののCPU負荷100%という文字は時折出現するという感じでグラフィックカードだけを交換するだけでは完全にこのような問題が解消できたわけではなかったのです

振り返ってみるとグラフィックカードと同時にCPUも上のモデルに換装できていればこのような症状も完全に払拭できていたのかもしれません

それでも他のシムソフトなどは快適に動いてくれていたので、しばらくはこのスペック環境で満足していたのですが、ある時何気なくF1やりたいなーと思いF1 2017を起動してプレイしてみるとグラボを換装したにもかかわらず以前とほとんど変わらない頻度でカクつきなどが発生するではありませんか!これには筆者も流石にびっくりして参ってしまったのですが、カクつきなどが発生する場合はグラフィックカードの性能に起因する場合が多いと認識していたので殆どの場合はグラフィックカードを交換すれば解消されると勝手に思い込んでおり起動してプレイすらしていなかったのです。何故?どうして?助けて?と心の中で叫びながら検索して対応策を講じるも解消される気配はなくどうすることもできずにいると、ふとこんな事が頭をよぎったのです。そもそもF1 2017をプレイする為の要求スペックは満たしているのかと・・・もしや・・・と思い息を飲み込みながらひっそりとsteamのストアページを覗いてみると最低スペックは全て満たしているが推奨スペックは満たしてないじゃありませんか・・・いやーそういうことかとこの時気づいたわけです・・・ついでに他のシムの推奨スペックも調べてみると推奨スペックを満たしてないシムも存在しており起動してプレイしてみると、驚いたことにF1ゲームのようなカクつき症状はほとんど見受けられずほぼ快適に動作しているのです

不思議でならなかったのですが、検索して調べる気力もこの時は消失しており、その後しばらくした後にmsi Geforce GTX 1070 Ti の購入に踏み切ったのでした。お小遣いを少しずつとっておきようやく手に入れた1070Ti。このグラボなら推奨スペックも満たしているしまさかカクついたりしないだろうと意気込んで早速換装してF1 2017を起動しプレイしてみるとまさきゃぁぁ・・・目ン玉が飛び出そうな気分でした。くっそーこの役立たずと思いつつ愕然としすっかり肩を落としてしまった筆者はしばらく放心状態に陷りそしてある時以下のように考え始めるのです

パソコンというのは全体的なバランスが非常に重要なのだからCPUを交換すればいいのでは・・・いやしかし全体的なって事はマザーボード、メインメモリ、OS(Win7→Win10)更には電源までもその対象?う~ん・・・結局ほぼ全てじゃん!最終的には今回購入した1070 Ti 以外全て新調する結果に至ったわけですが肝心のF1 2017の動作具合はいかがなものでしょう?・・・起動してプレイしてみると流石に改善されたようで問題なくプレイ出来ております。何故F1だけカクつきが発生するのかの原因は最後まで解らずじまいでしたが、おそらくマザーボードが少々古くバランス的な要因があったのではないかと今では思っています。ですので皆さんもPCのグレードアップを今後検討されてるのであれば筆者のようにわずか半年位の期間でグラボを2つも購入する羽目になってしまった二の舞を決して踏まぬよう慎重に検討して頂ければよいかと思います・・・

話をF1に戻しますがF1はもう既に2021がリリースされており推奨スペックも年々上がっていく中で筆者のスペックで果たしてどの程度動いてくれるのか未知数ではあるのですが、要望などがあれば近々購入を検討してこちらのブログでご紹介するかもしれません

現在のF1 2021の推奨スペックを簡単にご紹介しておきます

OSwindows10 64bit(Version 1709)
For Ray Tracing: Windows 10 64-bit (Version 2004)
CPUintel Core i5 9600k or AMD Ryzen5 2600x
グラフィックNVIDIA GTX 1660 Ti or AMD RX 590
For Ray Tracing: GeForce RTX 3070 or Radeon RX 6800
メモリ16GB
Direct XVersion12

これまでPCパーツの事を多くお話ししてきたのですが、これ以上PCパーツのお話しをするとカテゴリー違いになってしまいそうな気がしてきたのでそろそろ本題に入っていきたいと思います

今回検証していくシムソフトは以下になります

i racingr factor 2assetto Corsaassetto Corsa Competizione

因みにMSIアフターバーナーでのファン制御プロパティはこんな感じに設定しています
少しでもグラボの寿命を縮めたくないので70℃100%ファンが稼働する設定にしています

アフターバナーファン設定

i racing

数あるレーシングシムの中で筆者が最もプレイしてみたかったいわば憧れのシムソフトからご紹介していこう。このシムの特徴はやはり1日24時間の中でいつでもというわけには流石にいかないがそのほとんどは自分の好きな時にオンラインプレイをすることが可能であることだろう

更にはレーティングシステムも複数存在し、そのひとつがSafety Rating(安全運転の度合い)でコースアウトや衝突などをした場合にそれぞれに適合するインシデントが課せられていきそれによりSafety Ratingの数値が上下するって具合になっている

そしてもうひとつがi Ratingというものでそのドライバーの速さを表している。i Ratingの数値が高ければ高いほどそのドライバーは速いということになる。自分のドライビングスキルを仲間や全く見知らぬ強者と競い合い勝利した瞬間こそが唯一絶頂気分に浸れる瞬間である・・・楽しすぎてしばらくは眠れぬ夜を過ごすことになるだろう

時には現役のプロレーサーとも遭遇する時も稀にあり、その時の興奮度はなんとも言えない感覚に陥ってしまう。今後i racingを本格的にプレイしていくのであればある単純な過程のような事を理解しなければスムーズなランクアップに遅れをとることになってしまう

又余計な買い物も増えてしまう事に繋がりかねないのではないだろうか。i racingを始めたばかりの頃は訳が解らず無駄に車やトラックを購入してしまった筆者の経験から以下の内容を理解してからチャレンジして頂きたい

それでは簡単にその過程(ゲームの流れ)をご紹介していこう

i racing UIを起動後、左側のCurrent Seriesをクリックし自分のライセンスに対応する参加したいシリーズをクリックし選択する
(買い物カゴが表示されている場合は車かコースを購入するまで参加できないので必要になったら購入を検討する)

選択したら画面が切り替わるので上部の6つの項目の中のScheduleスケジュール)を選択し参加するシリーズのスケジュールをじっくり見てみよう。画面の左側1~12スケジュールがあると思うのですが、これで1シーズンです

1年間の中に4シーズンあり年間48スケジュールあるということになります

1~12のスケジュールは毎週火曜日に更新されてその都度コースだけが変更されていきます
コースはスケジュールに表示されているので次のコースはどこか頭に入れておきます

なるべく早い段階でraceに参戦したいのであれば、例えば2のスケジュールに参加中には3もしくは4のスケジュールのコースも走行しておき3もしくは4のスケジュールに参加するって具合です

シーズンのチャンピオンシップは8週分のポイントで競われることも考慮して各スケジュールに参加しましょう

以上のことを理解できていればよりスムーズにi racing楽しめますし無駄な出費も抑えららます

それでは本題であるi racingの走行結果を見ていこう

i racing

20台のAiとプレイして約5分位の時のグラボの温度は65℃~70℃でCPUの温度が41℃~50℃前後といった感じです。FPSはこの場面では188FPSと結構出ておりますが、全体を通してのFPSは140~200FPSの範囲で動作しており全くと言っていい程の軽快動作でした

i racingは他のシムソフトと比較すると、あくまでも個人的な感想ですが割とサクサク動いてくれて最も軽く動作するシムソフトの部類に入るのではないでしょうか?他にも意見を述べさせてもらうとするならばクレーム等責任などはお受けできないのですがCore i5辺りを選択し、マザーボードやグラフィックをそこそこのスペックのタイプのものを選択すればある程度快適に動作してくれるのではないでしょうか?

ただし本格的にi racingをプレイするようになりレースに頻繁に参戦したいのであればカクつきやティアリングなどは命取りになってしまうので、推奨スペック以上のマシンを準備した方が望ましいでしょう。CPUはやはり8コア又はそれ以上であれば問題ないですが、そうなってくるとCore i5は選択肢から除外しなければならなくなってきます。他にはCore i7・i9・Ryzen7・9という選択肢があるかと思いますがその他にも是非考慮して頂きたいのは使用するモニターによってもかなりの部分で総合的なパフォーマンスに影響が及ぶということです

特に高フレームレートを出力してヌルヌル感を味わいたいのであれば144Hzもしくは240Hz駆動するモニターも合わせて検討してみて下さい

使用している現在のモニターは144hz駆動のLG ULTRAWIDEになります

i racingのグラフィック設定も掲載しておきます

i racingグラ設定

r Factor 2

r Factor2は筆者がレースシムを始めたばかりの頃に一番最初に出会ってプレイしたシムソフトです。非常に思い出深く現在家庭でプレイできるレーシングゲームはこれ程までに進化しているのかと、身体中に衝撃がほとばしり驚愕した記憶が今でも鮮明に蘇ってきます!ライセンスはLife Timeを取得しております。このシムの特徴を述べるとすればタイヤのシミュレートが実に素晴らしいと一言で言えてしまう事でしょうか!

何と申し上げれば良いか適正な言葉が見つかりませんが、とにかく他のシムソフトにないタイヤの感覚がステアリングを介して己の手にビシバシと伝わってくるのです。特にF1系車両を運転してもらえればこの感覚を理解して頂ける事でしょう。プロのレーシングドライバーがシミュレーション用に使用している程のシムソフトでもあり車の挙動はより現実に最も近いレベルなのかもしれません

グラフィックやサウンド面に関しても決して悪いというレベルでもないと思っていて、時折中々綺麗じゃないかと感じる時もしばしばあったりもします。ストアページで購入できるのですが、SebringやNurburgringは実によく出来ていてSebringの場合は何十周と走り込んでしまうほどである

Modの数は初代のr factorから比べると少ないかもしれませんが、steamのワークショップを覗いて、サブスクライブ(無料)すれば様々なHUDやTrackなども入手可能となっている。筆者は時間をかけてゆっくりとワークショップを眺めているのが好きだったりする

それではr Factor 2の走行結果を見ていこう

r factor 2
Aiの数は同じく20台に設定しAiに走行してもらいました。後述するレーシングシムのAiの数も20台に設定しております。グラボの温度はプレイ直後は60℃位で5分後には66℃位まで上昇しました。CPU温度は全体的に39℃~50℃位でしょうか?全体的なFPSは108~125FPSに落ち着きました

室温の影響でグラボの温度が通常より低かったので今度はAiを使用せず再度プレイした画像が下記で、やはりグラボの温度は70℃を超えてくるようだ。FPSは105~130FPSでi racingや後述したAssetto Corsaよりも低く、よりハイスペックなCPUやグラボの性能が求められるのかもしれない。しかし今のところ他のシムより重いって感じは体感できず軽快に動作しているようにも感じ取れる

r factor 2_01

r factor 2グラ設定

Assetto Corsa

Assetto Corsaは数あるシムソフトの中でもフォースフィードバックに関しては群を抜いてトップクラスであることは間違いないであろう

物凄く絶妙な感覚を持ったFFBで数時間プレイしたとしても、その疲労感など感じさせないほど手に伝わってくる感触が繊細すぎるほど細やかで最も車を運転している感覚を味わえるレースシムでもある。是非ともハンコンでのプレイをオススメしたい

またサウンドも実に素晴らしく大変迫力があり、サラウンド音響システムなども導入すれば更なる臨場感も期待できて少々大げさだがAssetto Corsa1本あれば全てにおいて最高のシムライフを手に入れる事ができると思ってもらっても決して言い過ぎではないと個人的には思っている

一昔前のお話しになってしまうがNvidiaの3DメガネASUS3D Vision2対応モニターVG248QEを購入してAssetto Corsaを無我夢中でプレイした記憶が今でもはっきりと蘇ってきて、現在既に主流になっているVRなどと比較してしまうと満足できない部分もあると思うが、これはこれで気軽にプレイできて随分楽しかったし充分盛り上がれた・・・そして3D Vision2のブームは早々と過ぎ去ってしまい、いつのまにか終息を迎えてしまった。実に惜しいような気がしてならない。そして悔しい

それではAssetto Corsaの走行結果を見ていこう

assetto Corsa

グラボの温度は72℃まで上昇しCPU温度は43℃~54℃でCPU温度がやや高いような気がする。FPSは174~205FPSの範囲で動作していた

CPU温度が他のシムよりも高いということは、それだけCPUに負荷がかかっているということだろうか?冒頭で説明したCPU負荷100%の件も今になってようやく納得できる部分も少なからずあるがはっきりとした詳細は今のところ不明である

Assetto Corsaにはシム自体にベンチマークテストが備わっており、その結果も参考までに下記に掲載しておきます

assetto Corsa ベンチ

assetto Corsa グラ設定

Assetto Corsa Competizione

お待ちかねassetto Corsa Competizioneをご紹介していこう。今では最も人気の高いシムソフトのひとつで理由はi racingと同様にレーティングシステムが搭載されていることだろう!それに加えてグラフィックよし!サウンドよし!挙動よし!経済面よし!となればシムマニアにとってこのうえない魅力と歓喜が溢れてくるのではないだろうか・・・Assetto Corsaと比較するとFFBは若干軟らかく仕上がっており、こちらも数時間プレイしていても全く飽きが来ない。それどころかレーティングシステムが備わっているせいでちょっとした軽いミスを犯しただけでも評価に影響が及んでくるので、なんといいますか身体の底から熱い闘志が湧き上がってきて、逆にやめ時を見失うのである

プレイ難易度はコースアウトなどの判定基準はi racingと比較すると厳しくある程度サーキットを熟知したうえで挑まないと、すぐに評価を落とすことになってしまうだろう・・・

それでは最後にassetto Corsa Competizioneの走行結果を見ていくことにしよう

ACC
CPU温度は49~56℃とご紹介したシムソフトの中では最も高温になりました。次にフレームレートですが、この場面では102FPSですが実はもう少し出ていて96FPS~125FPS付近で推移しておりフレームレートに関してはr factor 2同様もしくはそれ以下って感じでしょうか

グラボの温度はAssetto Corsaと同じく72℃でした。何れにしてもr factor 2と同様に他のシムより重いという感覚は全くなく軽快に動作してるようにも感じ取れました。不思議なことにsteamでの推奨要求スペックはi racingより低く設定されていて、このようなFPS数値の違いは何が起因しているのかは筆者レベルでは到底説明不可能ですが、シム側でのディスプレイ設定やグラフィック設定などの違いで大きく影響される部分でもあるわけです。なので一概に、このシムは重いとか軽いとか言えなくなってしまうのですが重く感じられるようなら設定を低くすればいいだけで、低く設定したからといって画面に映るグラフィックなどはそう極端には変わってきませんし設定を低くする価値は充分に得られる事と思われます

ACCグラ設定

以上で各シムソフトの走行結果の解説は終了しますが、この時の室温は蒸し暑かったのですがエアコンなどは使用せずPCケースのカバーを取り外し小型扇風機をケースの中に設置してのテスト結果になります。筆者の場合はグラフィックカードの温度は極力75℃までに抑えるように常に意識して管理しています。PCを組む時点で冷却システムをどうするか?空冷か水冷で随分悩みましたが様々な工夫やアイデアを取り入れていくことで空冷でも充分冷却効果を発揮してくれるようです

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。そして大変お疲れさまでした。今回は4種類のシムソフトとハードウェアに関してご説明してきましたが今後レースシムソフトを新たな趣味として始めてみたい場合PCを所持している場合はそれ程金銭的にお金がかからないものの問題はPCを所持しておらずゼロからスタートする場合です。経済的に余裕のある方はいいのですが、レースシムがまともに動作するスペックのPCパーツを準備するのは学生さんや我々一般人にはかなりハードルが高くレースシムを始めるのに物凄いためらいを感じてしまう事になるでしょう

先にコンシューマ機を購入するのもひとつの手段になりえるのですが、PCなら可能な事がコンシューマ機では不可能といった部分が少なからず存在し後々何かと不満に感じてくるかと思います。もちろん最初はコンシューマ機からスタートし数年かけて余裕ができた時点でPCに移行していくという手段も充分ありかと思います。むしろ手っ取り早くすぐにでも始めて見たい方は、この方法が最も安全で一番いいかもしれません

もうひとつの方法は、そこそこのスペックのPCを探して中古で購入するというものです。そしてシムソフトの導入とハンドルコントローラーは中古もしくは新品で購入し実際どの程度動作するのかを探っていきます。筆者はこのパターンでした。ただしPCやハンコンの中古はどんな問題を抱えているか不明なので個人的にはオススメできません。もちろん何の問題もなく完全動作することが予めわかっているのなら話は別になってきます

最後の方法になるかと思うのですが一度にパーツを購入するのではなく、新品を毎月少しずつ購入して自分で組んでいくのも以外と面白くてそのうちPCに対する知識も必然的に備わってくるのです。自分で組んだPCは果たして動いてくれるのだろうかとか、今使ってるPCとどれ程の違いを体感できるのだろうかなど、あらゆる想像を膨らませながらPCを組んでみるのも非常にワクワクした時間を過ごせて、その日一日の充実感もきっとアップする事でしょう。又中古でPCを所持している場合の最大の利点は既にPCは持ってるのでレースシムを楽しみながら焦らず気長にPCを組んでいける事と、これから新調するPCパーツも、どの程度のスペックのものを選択すれば快適に動作してくれるのかが安易に想像できてしまう事です

この場合はハードウェアーの知識もある程度理解している事が条件になってきます。最後になりますが今回はハードウェアの温度やFPS推移値などを各シム毎に掲載してきましたが、この記事のもう1つの目的は、家庭でプレイできるレーシングシミュレーターがこの世には複数存在しており、それを始めてみたいが、どの程度のパソコンを準備すればまともに動作するのかや、又どのようにすればスムーズにその一歩を踏み出していけるのかなどをなんとなくでも参考になればいいなと思い記事にしたものでもあります。無理のない範囲から始めていく事をおすすめします

以上になります・・・次回までサヨナラです・・・お楽しみに!

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